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合同練習の中止

8月6日(木)に予定しておりました京都学園高校との合同練習は中止となります。

 残念ですが、現在の京都府下における新型コロナウィルスの感染状況を鑑み、このような判断となりました。

少し前までは、大人から子どもへ感染する段階でしたが、7月下旬に入り子どもから子どもへと感染する段階へと移行していると思います。このような情勢下において、本教室の活動継続は困難であると判断しました。

 

 京都市で中学生の「部活動クラスター」が発生したといわれ、授業は行うが部活動は中止の類いの対策?がよく取られています。しかし、学校の中で3密を形成しているのは、間違いなく「40人学級」であり、狭い更衣室であり、職員室ではないでしょうか。「部活動クラスター」も練習試合中に感染したとするならば、競技の特性上、ネット上の押し合い、スパイク・ブロックの瞬間など極限られた場面が想定されると思いますが、トイレの取っ手、体育館の扉、下駄箱、支柱・ネットなどの用具、何よりあらゆる人間の手に触れるボールからの感染の方がよほど考えられなくはないでしょうか?と、懸念材料を挙げればきりがありません。

 

 しかしながら、本教室の生徒が通う学校の内、既に教職員や生徒の感染が判明した学校が3校(18校中)もあります。連日の感染者の増加数に加え、保健所の職員さんのここ2~3ヶ月の平均時間外勤務時間約250時間という報道もありました。感染者数に検査が追いついていない可能性があります。 多くの地域から集まってくれていることは、この教室のいい所であると同時に、感染症が一度流行すれば非常に脆くも活動休止となる面があります。

 

 これまでは感染しない努力をしてきましたが、これからは感染させない努力が必要になっていきます。今までは被害者の立場でしたが、これからは誰しもが簡単に加害者になるということです。その観点に立った時に、教室、合同練習は中止せざるを得ないとの判断になってきます。もし、6日の合同練習を強行して、教室(指導者・生徒)に感染者がいたとしたら、それが分かるのは数日後です。感染の拡大に拍車をかけることになり、京都学園高校の運営に多大な支障を及ぼすことになります。今は、多恵が多岐を耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ時だと思います。

 

※もし感染してしまったら

 

 もし自分が新型コロナウィルスに感染してしまったら、周りに迷惑をかけると思わないで下さい。そして何より自分を責めないで下さい。悪いのはあなたではありません。自分を赦してあげて下さい。

 まずは心と体を大切にして、早く快復することに専念しましょう。そして、元気な姿でバレーボールをしましょう。

 

 感染した人に対して、もし非難するような人がいれば、それはスポーツマンとして失格です。ルールブックには警告の対象として、罰則がついてくる行為です。度が過ぎれば、失格、退場の処分を受けることになります。誰しも快く全力で競技に取り組むためのルールです。そんな精神を持った人間を目指していきたいと思います。。

 

最後に、せやろがいおじさんからのメッセージ

コロナに感染した人を非難するのは簡単ですが、コロナに感染することも同じくらい簡単です。

もし、今コロナに感染した人を非難・攻撃している人は、その矛先が明日は自分に向いていると思って下さい。

その凄惨さは、被害者以上に加害者は分かっていると思います。あらゆる差別問題に共通して言えることだと思います。

こんな時だからこそバレーボールを繋ぐように、人と人とを優しさで繋いでいける強さを持ちたいものですね。